母が嫌いな自分が嫌い?母が娘を傷つける理由を知ると人生は変わります。

2018年7月5日

私は私。母は母。

「母親が嫌いだ」と言っても良い。そのことに罪悪感はいらない。娘が母を嫌うことは決して、おかしい事ではないのだ。

私は私。母は母。~あなたを苦しめる母親から自由になる本

自分がおかしいのかなと思いつつ、それでもやはり母の言動に鬱陶しさ・違和感・不快感。口に出せなくても、お母さんが嫌いだと心の中で感じている女性は少なくない。

同じ女性でありながら、なぜ母は自分を理解してくれないのか、なぜ自分を傷つけるのか。

(中略)

なぜ母が娘を傷つけるようなことをしたり言ったりするのか
私は私。母は母。〜あなたを苦しめる母親から自由になる本

「母が嫌い」そう感じている女性なら、上記の言葉に少なからず心当たりがあるだろう。わたしも娘の立場であり母親嫌いの一人である。家族が嫌い(ましてや腹を痛め自分を産み育ててくれた「母親」が嫌いなのだ)という感情は、なかなか他人には打ち明けられない。言ったところで理解はされないだろう事がわかっているから、よけいにだ。

理解されないだけならまだマシ。下手をすると「親に感謝できない奴はクズ」「親不孝者」などと言われてしまう。そういった反応はやはり怖い。お母さんが嫌い。それは誰にも言えない自分だけの秘密。しかし、自分自身の生活に支障をきたし始めるとそうも言っていられない。

「母が嫌いだ」と言ってもよい

娘の立場として、毒親とも言える母親と今後どのような付き合い方をしたら良いのか。参考にしたく本を探したところ本書に出会った。

以下はわたしが一番勇気づけられた一文。

同じように母娘関係に悩んでいる人に、まず知ってほしい。

母の存在に重苦しさを感じながらも、そのことを口にできない娘たちに「母が嫌いだ」と言ってもよいと伝えることは、彼女たちを「いい娘」の呪縛から解放する。
私は私。母は母。〜あなたを苦しめる母親から自由になる本

「母が嫌い」という感情は、ヘンな事ではない。その感情に罪悪感を抱く必要もない。そのことを本書を読んだことで理解できただけでも、気持ちがとてもラクになった。

「あなたを心配して言ってるの。あなたの為なのよ」嘘ではないと思うが、それでも拭いきれない母への不信感。何とも言えない絡みつくような視線、いつでも何かを言いたげな態度、、、最も不快なのは、母とはそれぞれ別の家で暮らしているのに常に監視されている事であり、わざわざそれを伝えてくることである。気持ち悪いにもほどがある。

社会人になり実家を出るまでは、わたしが嬉しそうにしていると、とたんに母の表情が険しくなる。そして始まる「楽しい事の後には苦労がある。浮かれてんじゃねーよ」という(今思えば謎すぎる)お説教。

わたしが失敗し落ち込んでいると、「困った事があったらいつでも言ってね」と(嬉しそうに)すり寄ってくる。

単に、意地悪としかとれないような皮肉・突然のキレ芸は日常茶飯事。人生の分岐点では、チャンスとばかりに容赦なく足を引っ張ってくる。祖父母・親族・父・妹など、兄以外の人間に対する愚痴だらけの会話、、、

そんな状況下でも「母が嫌い」という感情を持つ、自分の性格が悪いのかな。自分の思い過ごしかな。自分の頭がおかしいのかな。わたしはワガママなのかな。自分勝手なのだろうか。わたしは優しくない人間なのだろうか。

分かる人にはわかると思うが、どんどんどんどん、自己否定と自尊心低下に陥っていく。(←ここが一番の問題であり精神衛生上良くないことは理解できていても、一人での解決はやはり困難)

母娘だが、母も私もそれぞれ別の人間

本書では、母親との付き合い方に悩む10組の母娘関係をケース別に紹介。さらに母親のタイプ別にみる娘を苦しめる母親との付き合い方を知ることができる。

母の存在が重い。母と過ごす時間がしんどい。母親との関係が苦しくなったら本書を参考に、『大きくなりすぎた母の存在を等身大にもどす作業』を行うことをオススメする。母は恐ろしい魔物でもなんでもなく所詮、母も一人の人間なのだ。

生死を親に委ねるしかなかった幼い子供時代とはもう違う。大人である今、母と戦えるだ。敵を知り己を知れば百戦危うからず。

とは言え、どこまであなたの気持ちが軽くなるかはわからない。だが少なくともわたしは本書のおかげで、、、

  • 自分を責めることがなくなった
  • 母に抱く感情に、罪悪感がなくなった
  • 母の言動で心かき乱される事がなくなった
  • 心身ともに、母に振り回されるのをやめたetc

母との関係修復よりも、自分の心を守ることを優先したらストレスフリーで幸せな毎日を過ごせている。こんなにも「母の存在が重かったのか」ととても驚いている。身軽になった今だからこそ、よくわかる。命を削って産み育てくれたことには感謝している。しかしこれ以上、彼女のストレスのはけ口にされるのはまっぴらである。

母が嫌いと感じる自分が嫌い。母に冷たい態度をとってしまう自分が嫌い。多くの母親嫌いの女性が、罪悪感に苛まれ自尊心を傷つけていく。

精神崩壊する前に「なぜ母は娘を傷つけるのか?」「母親との適切な付き合い方」を知り、あなたがあなたの人生を幸せに生きるヒントを本書から得て欲しい。

母の不幸は子供のせいではない
私は私。母は母。〜あなたを苦しめる母親から自由になる本

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