被災地実家・家族・親戚に送り、喜ばれた物資まとめ
3.11東北大震災直後、被災した実家・家族・親戚に連絡をとり、物資を送りました。被災地はとにかく、お金はあっても物がない状況だそうです。
その際、喜ばれた物・必要だと言われ送った物資(被災者が必要なもの)まとめ。
被災地実家・家族・親戚に送り、喜ばれた物資まとめ
- トイレットペーパー
- 食料(大量)
- 使い捨て箸(割り箸)
- ラップ
- 水
- マスク
- 簡易ブランケット
- 生理用品
- 使い捨て濡れタオル
- ドライシャンプー
- 歯みがきシート
- ウェットテッシュ
- おしり拭き
- カイロ
- 紙コップ、紙皿
- 簡易トイレ
- 消毒用アルコール
トイレットペーパー
トイレットペーパーが無くて困っている!と言われて、4家族にそれぞれ12ロール入のトイレットペーパーを、2個ずつ送りました。
それ以降、自分の家ではトイレットペーパーを意識的に備蓄するようにしています
食料(大量)
物資を送る前に状況を確認するとどの家も、電気だけは使える状態でした。カセットコンロ・ストーブにてそれぞれ調理可能ということで、以下の食料を送りました。
- インスタントラーメン(袋・カップどちらも)
- アルファ米(サトウのごはん)
- インスタントみそ汁
- インスタントカレー(ルゥ・レトルトどちらも)
- レトルトおかず
- 缶詰
- 菓子類
- 野菜
子供のいない家庭も菓子類が喜んでもらえた
小さな子供がいない家でも、菓子類を送ったら喜んでもらえました。わたしが当時送ったお菓子は、ビスコ・あんドーナツ・チョコレート・ビスケット・飴。
非常時でも甘い物を食べると心がほっとしたそうです。スナック菓子は逆に空腹感を招く・ダンボールに詰める際にガサになる事から入れるのをやめました。
小さな子供がいる家庭に、物資をおくる場合には、子供用のお菓子の他、おもちゃ・絵本なども入れてあげるといいかも。
インスタント物はどちらも送る
インスタントラーメンやカレーなど、袋・カップ麺、固形ルゥ・レトルトパッケージを送りました。それぞれの状況で、都合の良いほうを選べることで、より便利さを感じてもらえたようです。
親戚には湯煎で簡単に食せるレトルトカレーが喜んでもらえ、実家では両親兄弟・兄夫婦分の食事をまとめて作れた為、カレールゥ(箱)を喜んでもらえました。
宅急便について
野菜は、葉物やイモ類などがセットになったこちらの品を楽天市場で注文し、それぞれ発送してもらいました。当時、佐川急便が動いていて、佐川急便の各営業所留めで荷物を送ることが可能でした。
それぞれの家に車で佐川の営業所に取りにいけるか確認すると、みな取りにいけるという返事があり、楽天で注文した野菜以外の物資も、佐川急便で送りました。
レトルトおかず
レトルトおかずを入れる時は「追加で入れる食材不要」のものを選ぶ。
おすすめは、永谷園の麻婆春雨。春雨も同封されているため、追加食材が不要。ご飯のおかずになる濃いめの味・暖かい食事もできる・一度の調理で数人分の食事量が確保できるため。
おふくろの味も喜んでもらえた。湯煎・レンジ不要、常温保存可能で、そのまま食べることができるレトルトおかず
缶詰
サバ味噌缶、さんまの蒲焼、牛のしぐれ煮、ツナ、コンビーフ、スパムなど肉・魚メインのおかず缶をはじめ・・・・
被災生活で不足気味になる果物類は、缶詰で代用してもらう
※缶詰を入れすぎると輸送中にダンボール底が抜ける心配もでてくるので、入れすぎ注意
生理用品
生理用品は、生理ナプキン・おりものシートを送りました。
おりものシートがあることで、下着をなかなか交換できなかった時に助かったと喜ばれました。
その他日用雑貨
被災地ではお風呂・トイレを使うことができず衛生面が心配です。
使い捨て濡れタオルで顔・体を拭いてもらう
ドライシャンプーがあれば水を使わず洗髪できます
歯みがきシートがあれば、水を使わずに歯磨き・口の中を清潔にできます
消毒用アルコールがあれば、手指の消毒をスピーディーに(ジェルタイプが使いやすかったと言ってもらえました)
簡易ブランケットはこの画像のように、アルミの保温シートが暖かく、折りたためて便利だったそうです。
自宅に居ることができても、トイレが使えない場合には簡易トイレを。実家や親戚の家の近くに、トイレを開放している施設やスーパーはあるか?をツイッターなどで調べ、その情報も伝えよう。
アルファ米は、お湯だけでなく水でも食べることができる。また、袋のまま食べることができるのでお皿が不要。レンジまたは湯煎が使える場合は、サトウのごはんでもOK
白米を送る場合には、洗わず調理可能な「無洗米」を送ると便利。お水は被災地ではとても貴重。給水車から水を汲んで自宅まで運ぶのは結構な重労働なのです…
まとめ
被災した実家・家族・親戚には、できるだけ多くの物資を送りたい気持ちはあるが、実際には、車で佐川急便なりクロネコヤマトなりの営業所に荷物を取りに行ってもらう必要があるため、あまり大量に送ることはできない。
(被災地の宅急便業者の営業所では、待ち時間がかなりあり、また、ガソリン調達も苦労するとのこと)
被災地での食材調達は、2時間ならんで買えた物は「卵1パックだけ」という通常の生活では考えられない過酷な世界です。被災者が必要とする物資+衛生面・精神面での支えとなるような物資も一緒に送るのがおすすめ。
また、必要なものを聞く際、「乾電池」「カイロ(寒さ対策)または瞬間冷却剤(暑さ対策)」など、被災者が気づきにくいアイテムについても、在庫があるかどうか確認してみましょう。
買い置きがあったとしても、地震などで家の中が散らかっていると、探せない場合も多いです。