え!?おしっこがでない!!!!勇気を出して、突然おしっこが出なくなった時の話をしようと思う

2018年5月17日

おしっこ でない

あなたは、突然、おしっこが出なくなったという体験をしたことはありますか?

わたしはあります。

直前まではなんともなかったのに、突然。

そう突然。

尿管にピタッと栓をされたが如く、力んでも力んでも尿が出ない。力み具合(?)や角度(??)を変化させてもおしっこがでない。

ただの一滴……しずくすらも出ない。でもおしっこはしたい(膀胱には尿が溜まっている)。過去に経験のない欲求不満が最高潮に一気に達すると、イライラどころか恐ろしいほどの不安感で、頭がパニックになる。

そのあとに記憶が走馬灯のように駆け巡る。

くわしくないので正しいかは不明ですが、走馬灯は一種の、精神的ストレスを少しでも軽減するための現実逃避なのでしょう。おしっこが出ない現実を受け入れたくないが、もし本当におしっこが出ないのであればそれを解決すべく、冷静になろうと自身の過去の生き様を振り返り、おしっこが出ない原因はなんだ?と考える。

おしっこが出ない原因とは……

思い当たる節なんてない-あるわけない

トイレのなかで一人味わう絶望感。経験した人でないとわからないと思いますが、数年経過した今も思い出すとトラウマです。「顔面蒼白」「血の気が引く」という言葉がありますが、イメージそのまま。

キャラクターの顔が暗くなり縦線が入り「ガーン」「どよ~ん」といった擬態語(オノマトペ)シーンが漫画やアニメでありますが、あの感覚も非常に近い。聞こえない音が聞こえてしまう程、精神的に追い詰められるのです。

突然、おしっこが出なくなった場合の対処法

突然、おしっこが出なくなった場合の対処法ですが、結論から言うと「泌尿器科に今すぐ行く」。この一択です。それ以外ありません。

泌尿器科は男性しか通院しないイメージがありましたが、おしっこが出なくなったら男性でも女性でも大人でも子供でも泌尿器科に行きます。

深夜早朝・土曜・休日などの場合で泌尿器科が休みのときは、救急病院に行きましょう。わたしは土曜日の朝に、おしっこが出なくなりました。

おしっこなんてそのうち出るだろう。すこし様子を見ようと、気がつけば半日経過。膀胱には尿が確実に溜まり続けますので、おしっこを漏らしてしまいそうな感覚になりますが、尿は出ない。とてももどかしい。

半日もすると膀胱パンパン、妊婦腹、体もずっしり重くなる。

少し動くと漏れそう(実際には一滴たりとも出ない)になる。

脳みそは「我慢せずにおしっこ出せ!」と言う。体は「SOS!SOS!只今おしっこは出せません!SOS!SOS!」と言う。脳と体の板挟みが非常につらく大きなストレス。

おしっこが出ない体になってしまったのは、やはり確実らしい

……その現実をやっと受け止める勇気がでた夕方。歩くのもツライ状況となっていたため近所の内科に電話。

わたし:あの、、、今朝からおしっこが出なくなりました。今からそちらに行ったら、対応してもらえますか?

受付:先生に確認してみます。少々お待ちください。

(数分後)

受付:尿閉(おしっこが出ない症状)は、内科ではなく泌尿器科になります。お近くの泌尿器科の電話番号を案内致しますので、そちらの病院になるべく早く行き、治療をうけてくださいとの事でした。

泌尿器科3件の電話番号を教えてもらい、電話を切ったあとにそれぞれの泌尿器科に電話をしました。夕方という事もあり診察が終了している病院が2件。

残る1件は留守電でフィニッシュ。/(^o^)\オワタ

いざ!救急病院へ!!

インターネットで家から一番近い救急病院を調べ、対応してもらえるかどうかを電話で問い合わせ。

その日の救急病院の担当は小児科医だが、尿閉に対応できる看護師が居るとのことで今から来てもらって大丈夫です。と言ってもらえた。

タクシーを呼び、救急病院へむかう。

先生の診察を受けてから、カテーテル(管)で尿を体外へ排出。勢い良く排出すると血圧が下がりすぎてしまうとの事で、血圧を測りながらゆっくり排出してもらうがやはり途中でクラっとめまいがした。

血圧が正常になるのを待ってもらってから、さらに排出を続ける。排出中は、尿管に管を入れるため痛みを感じる人も居るらしいが、わたしはさほど気にならなかった。

パンパンだったお腹はみるみるうちに小さくなり、「はあ……生き返った」と安堵のため息をもらす

さきほどまでの緊迫感はどこへやら。

「そうですよね」「尿閉の患者さんは全員「生き返った」とおっしゃいます。よかったですね」「来たときとお腹の大きさが全く違う」と担当医と看護師が笑顔で声をかけてくれ、診察室内とわたしの心のなかに穏やかな空気が流れた。



健康な体は素晴らしい。

当たり前の日常生活は素晴らしい。おしっこが出ることは素晴らしい。神様仏様わたしはいま、生きている!ありがとう!

おしっこが出る喜びを噛みしめながら再びタクシーに乗り、帰宅。

担当医には、今夜おしっこが出なくなったらまた来てください。出なくなる可能性は高いです。と言われていた。

今回の尿閉の原因は恐らく、泌尿器科系の病気ではなく子宮筋腫の婦人科系だと思うのでなるべく早く婦人科を受診してください。とも言われた。

幸いにもその夜は救急病院のお世話になることなく、朝を迎えた。

おしっこがでなくなった原因は…

が、2日後、おしっこがまた出なくなり、泌尿器科へ行き尿を排出してもらった。

翌々日、婦人科を受診。救急病院での診断通り、巨大化した子宮筋腫が尿道を塞いでしまったことが、わたしのおしっこが出なくなった原因でした。

子宮筋腫の治療も終わり、あの一件以来、尿閉にはなっていない。

本来、体外に排出すべき老廃物が体内に留まった状態となってしまうため、おしっこが出ない症状を放おって置くのは本当に危険らしい。

恥ずかしいかもしれないが、勇気を出して尿閉になったと思ったらすぐに泌尿器科(時間によっては救急病院)を受診しよう。

救急病院に払った金額

ちなみに救急病院に払ったお金は、たしか5000円。救急病院ではその場での精算ができないため、後日、あらためて窓口で会計してもらう形になる。

救急病院で払う5000円は、預かり金。窓口での会計はその5000円で行われ、不足分は払い、過剰分は返してもらえます。

問診・尿排出・検査をしてもらったわたしは、過剰分が戻ってきました。

尿閉は内科では対応してもらえない

最後に繰り返しとなりますが、尿閉は内科では対応してもらえない。泌尿器科または救急病院に行こう。

救急病院に行くより泌尿器科のほうが治療費は安くすむ。やむなく救急病院を受診する場合には事前に電話をして問い合わせるほうが良いです。

(じつは、救急病院の先生に、来院前に電話で確認してもらえてよかったですと言われました。尿を出すだけで簡単じゃんと思うのですが、実際には救急病院での対応が難しいケースもあるらしいです)

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